MG Ex-Sガンダムは今24,500円。3つあるEx-Sのどれを買うべきか
判定:組むこと自体に払えるなら買い。ポーズを付けて遊びたいなら見送り。
MG 1/100 Ex-Sガンダム/Sガンダムは、駿河屋の店舗在庫で24,500円。定価14,080円(税込)の約1.74倍です。私はこのキットを組んで飾っています。パーツの切り出しだけで10時間かかりました。それでも買う価値はあると考えています。ただし理由は完成品の出来ではなく、組む工程そのものにあります。

今いくらで売られているか?
現行版(品番5056757)の相場を安い順に並べました。
| 販路 | 状態 | 価格 | 定価比 | 取得日 |
|---|---|---|---|---|
| 駿河屋(マーケットプレイス) | 中古 | 21,670円 | 約1.54倍 | 2026/09/09 |
| 駿河屋(店舗在庫) | 中古 | 24,500円 | 約1.74倍 | 2026/09/09 |
| 楽天市場 | 中古 | 35,712〜41,580円 | 約2.5〜3.0倍 | 2026/09/09 |
駿河屋のマーケットプレイスが21,670円で、店舗在庫より2,830円安く出ています。これは他の売り手による出品で、1点限りの在庫が入れ替わります。
店舗在庫の24,500円は、2026/08/28の公開時から3回の取得で一度も動いていません。 一方でマーケットプレイスは430円下がり、後述する旧版は1,000円下がっています。
※ 上記は取得時点の価格です。在庫状況により変動します。楽天市場の価格は検索結果30件から現行版と判別できたものを拾いました。
なぜ同じEx-Sに3つの値段が付いているのか?
ここが今回いちばん厄介なところです。「Ex-S」で検索すると、中身の違う3つのキットが同じ棚に並びます。
| 版 | 品番 | 定価 | 駿河屋 店舗在庫 | 定価比 |
|---|---|---|---|---|
| 旧版 | 0116415 | 8,800円 | 17,000円 | 約1.93倍 |
| 現行版(この記事の対象) | 5056757 | 14,080円 | 24,500円 | 約1.74倍 |
| タスクフォースαVer. | — | 16,500円 | 自社在庫なし | — |
いずれも2026/09/09に駿河屋で取得しました。旧版と現行版は中古の自社在庫です。タスクフォースαVer.は08/28には22,505円で自社在庫がありましたが、今は無くなっています(他の売り手による出品が21,240円で出ているだけです)。
旧版はEx-SとSガンダムが別売りだった時代のもので、現行版はその2つを1箱にまとめた統合版にあたります。タスクフォースαVer.はプレミアムバンダイ限定の配色違いです。
倍率がいちばん高いのは旧版の1.93倍で、実際に払う額がいちばん高いのは現行版の24,500円です。定価が違うため、倍率と払う額の順番が入れ替わっています。
楽天の中古はなぜ駿河屋の1.5倍なのか?
現行版の中古を楽天で見ると、35,712円から41,580円でした。駿河屋の店舗在庫24,500円に対して1.5倍前後です。
この差がなぜ生まれているのか、私には説明がつきません。 同じ中古で、状態の記載にも大きな違いは見当たりませんでした。
ひとつ言えるのは、楽天の検索結果には旧版が混ざるということです。楽天の中古で最も安い22,656円は現行版ではなく旧版でした。安く見えた1件が別のキットだった、という形になります。
楽天で買うなら、価格の前に商品名で版を確かめてください。 記事2号(ジオングエフェクトセット)でも同じ構造の問題がありました。どこを見るかで結論が変わります。
実際に組んでどうだったか?
組むのにどれくらいかかったか?
パーツの切り出しに10時間、組み立てに4時間。合計14時間でした。
これは私がこれまで組んだMGの中で最も長い時間です。記事3号のHG デストロイガンダムが8時間だったので、その1.75倍かかったことになります。
700パーツはどれくらいの量か?
数えたわけではありませんが、概算で700を超えていると思います。仕分けトレイ3箱が埋まりました。

組み上げたときに残るのは「最大級のMGを組んだ」という手応えです。 私がこのキットに払う価値を認めているのは、ここに対してです。
切り出してから組むと何が起きるか?
統合版には、旧版のSガンダムとEx-Sガンダム双方のランナーが入っています。そのため形の似た重複パーツが同じ箱の中に存在します。
私は先に全部を切り出してから組む進め方をしました。その結果、旧版側のパーツを間違えて使い、後から差し戻す作業が何度か発生しました。
先に切り出すなら、どのランナー由来かが分かるように分けておくことをおすすめします。
折れそうで怖かったのはどこか?
肩のプロペラントタンクとの接続部です。細いうえに、タンクが機体に密着せず翼のように張り出しています。
物に当たれば折れると思います。飾る場所と、手に取るときの動線は先に決めておくほうがよいです。
完成後はどうか?
自立するか?
Ex-SのMS形態とGクルーザー形態は自立しません。 展示にはスタンドが要ります。Sガンダム形態であれば自立します。
どれくらい大きいか?
幅で約30cmあります。手持ちの機体と並べた写真がこちらです。

左端がEx-Sです。中央奥がMG ガンダムMk-V、右が記事1号で扱ったHG サイコ・ガンダムMk-II、前列中央がHG スタークジェガンになります。
サイコ・ガンダムMk-IIは全高が30cmを超える機体ですが、Ex-Sは横に張り出す分の面積を食います。高さではなく幅で置き場所を奪うタイプです。
飾るなら、MG2体分の場所を使うつもりでいるとよいと思います。
変形や換装はやるか?
私はEx-S形態のまま固定しています。Sガンダムへの組み替えもGクルーザーへの変形も、手間を考えてやめました。
コンパーチブルであることは仕様として正しいのですが、実際には最初に選んだ形態のまま飾ることになると思います。組んだあとに何度も触るキットではありません。
一番の美点はどこか?
大きさのわりに、立ち姿がスマートに見えることです。
統合版では胸部から内部フレームがのぞく構造になっていて、頭部も細く作られています。情報量の多い大きなパーツにモールドが入っているため、私はSF的な密度を感じます。
そしてビームスマートガンの存在感です。通常のMSのビームライフルに対して2倍以上の長さがあり、これを構えているだけで画になります。
欠点はどこか?
取り回しが利きません。 大きさゆえに大胆なアクションポーズが取れず、腰も回りません。
付属のディスプレイスタンドもほとんど角度調整ができませんでした。保持力そのものは十分で、要所にビスが使われているため関節のヘタりは今のところ出ていません。
動かして遊びたいのであれば、Sガンダム形態で組むほうが向いています。
タスクフォースαVer.と現行版、どちらを買うべきか?
楽天ではタスクフォースαVer.の新品が23,999円から出ていました(2026/09/09取得)。入荷待ちの出品を含みます。現行版の中古24,500円とほぼ同額です。
同じ金額で新品が買えるなら、そちらを選ぶ理由はあります。 ただし中身は配色違いなので、好みの問題になります。なお駿河屋側のタスクフォースαVer.は自社在庫が切れているため、この版を狙うなら楽天を見ることになります。
現行版は水色を基調とした配色です。青系が好きならこちらが素直な選択になります。
タスクフォースαVer.は、ゲーム作品でMk-Vと対峙する場面に思い入れがある人向けだと私は考えています。Mk-Vと並べて飾りたいのであれば、こちらのほうが揃います。
1/144のHGUCではだめなのか?
同じEx-SにはHGUC 1/144版があります。定価2,750円で、中古の相場は駿河屋7,400円・楽天6,680円でした(いずれも2026/09/09取得)。
MGとの差額は約17,000円です。姿を手元に置きたいだけであれば、HGUCで足ります。
MGを選ぶ理由は、14時間と700パーツの側にあります。逆に言えば、その工程に価値を感じないのであれば差額を払う必要はありません。
誰に勧めるか?
パーツ数が最大級のMGに挑戦したい人には勧めます。組み終えたときに残るものが、価格に見合います。
私自身は、以前に池袋のビックカメラで展示されていた完成品を見て買うことを決めました。実物を見る機会があるなら、判断はそのあとでよいと思います。
逆に、ポーズを付けて動かしたい人、飾る幅を確保できない人には勧めません。
今24,500円を払う価値はあるか?
私は2.5万円のプレ値で購入しました。定価との差額1万円は割り切っています。一生に一度しか組まないだろう、と考えたためです。
再販の間隔が長く、そのたびに数が出るキットでもありません。私の記憶では、間隔が空いた時期には3万円を超えていました。これは記録ではなく記憶によるものです。
ただし2026/09/09の再取得で、2027年3月の再販が見つかりました。ガンプラの再販スケジュールを扱うサイトに定価14,080円で掲載されており、楽天にも「2027年3月再販分」として28,160円の出品が出ています。
これはサイト独自の予測で、バンダイの公式発表ではありません。同サイト自身が「参考程度の目安の予想」と明記しています。それでも、待てば10,420円安く買える可能性があるということです。公開時に「待って安くなる類のキットではない」と書きましたが、その見立ては撤回します。
判定は「買い」のままにしています。理由は3つです。6ヶ月先であること。予測が外れうること。そしてこの記事が価値を認めているのは価格ではなく、14時間と700パーツの工程そのものだからです。再販で定価に戻っても、その工程の価値は変わりません。
逆に言えば、急がない人にとって2027年3月まで待つ判断は合理的です。差額の10,420円は、6ヶ月分の待ち時間の値段だと考えてください。
そのうえでの判定です。特別な1本として、年に一度の贈り物のつもりで買うなら、24,500円は払う価値があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 現在の相場 | 24,500円(2026/09/09時点・駿河屋・中古・店舗在庫) |
| 最安の販路 | 21,670円(駿河屋マーケットプレイス・他の売り手による出品) |
| 定価 | 14,080円(税込) |
| 倍率 | 約1.74倍 |
| 再販予定 | 2027年3月(再販情報サイトの予測。公式発表ではない) |
| 組み立て時間 | 約14時間(切り出し10時間・組み立て4時間) |
| 必要な設置面積 | 幅約30cm(MG2体分を見込む) |
| 判定 | 組むこと自体に払えるなら買い / 動かして遊びたいなら見送り |
▼ このキットを買える販路
価格は2026/09/09に取得したものです。在庫状況により変動します。
※ 最安のマーケットプレイス出品は、他の売り手による1点物で在庫が入れ替わるため、ここには載せていません。楽天は旧版・現行版・タスクフォースαVer.が混ざって表示されます。購入前に商品名で版を確かめてください。
▶ MG 1/100 Ex-Sガンダム/Sガンダムの詳細スペックを見る
最終価格更新日: 2026/09/09