RG ラストシューティング ジオングエフェクトセットは今23,000円。実際に組んで出した「払う価値」の判定
判定:エフェクトとジオラマ目当てなら買い。ジオング本体が欲しいだけなら通常版を待つ。
RG 1/144 ラストシューティング ジオングエフェクトセットは、駿河屋の中古で23,000円。定価9,900円(税込)の約2.3倍です。私はこのキットを組んで1年ほど飾っていますが、このセットでしか手に入らない要素が目的なら、払う価値があると判断しました。ジオング本体が欲しいだけなら、通常版のRGを定価で買うほうが合理的です。

今の相場はいくらか?
| 店舗 | 状態 | 価格 | 定価比 | 取得日 |
|---|---|---|---|---|
| 駿河屋(マーケットプレイス) | 中古 | 17,647円 | 約1.8倍 | 2026/08/17 |
| 駿河屋(店舗在庫) | 中古 | 23,000円 | 約2.3倍 | 2026/08/16 |
| 楽天市場 | 中古 | 44,677〜51,480円 | 約4.5〜5.2倍 | 2026/08/17 |
安い順に並べました。同じ商品が、販路によって17,647円から51,480円まで開いています。 差額は33,833円で、定価の3倍以上にあたります。
前回の判定記事(HG サイコ・ガンダムMk-II)では2店舗の値がほぼ一致し、相場として信頼できる状態でした。今回はその真逆で、どこを見るかで結論が変わります。
※ 上記は取得時点の価格です。在庫状況により変動します。楽天市場で確認できた6件はすべて中古でした。駿河屋のマーケットプレイスは他の売り手による出品で、1点限りの在庫が入れ替わります。
なぜ販路でこれだけ開くのか?
ここは私の推測を含みます。再販が期待できない商品では、売り手の付けた値がそのまま通りやすくなります。比較対象になる「定価で買える新品」が市場に存在せず、価格を引き戻す力が働かないためです。同じ商品に1.8倍と5.2倍が併存できるのは、それが理由だと考えています。
なぜ定価の2.3倍になっているのか?
定価は9,900円(税込)、発売は2021年1月です。5年半が経過しています。
私は再販が来ないことが理由だと考えています。ここは公式に発表された情報ではなく、私の推測です。RGのジオングは通常版であれば年1回以上のサイクルで再販があり、定価で買える機会が巡ってきます。一方このエフェクトセットは、劇場公開などの節目に合わせて企画される類の商品で、そうした機会が無い限り再び生産される見込みが立ちません。
このセットには何が入っているのか?
商品名から中身が読み取れないため、最初に整理します。実物を開けた内容は次のとおりです。
- RG ジオングの本体一式
- エフェクトパーツ(スカート部のブースター用と、指ビーム用)
- ラストシューティングのジオラマパーツ(宇宙基地内部の壁)
- ガンダム側のダメージ表現パーツ
通常版のRGジオングに、2〜4が加わったものと考えると分かりやすいです。エフェクトだけの追加ではなく、情景を組むための部材が入っている点がこのセットの実態です。
ラストシューティングはこのセットだけで再現できるのか?
購入前に知っておくべき点です。ジオング側は、このセットだけで完結します。 壁もエフェクトも揃っており、追加で買う物はありません。一方で、対になるガンダムの本体は含まれていません。

写真で銃を掲げているガンダムは、別売りのRG 1/144 RX-78-2です。このセットに入っているのはガンダム用のダメージ表現パーツであって、ガンダムそのものではありません。あの一枚絵を再現したい場合、実質的にもう1キット必要になります。総額を見積もるときは、ここを足して考えてください。
実際に組んでどうだったか?
組むのにどれくらいかかるか?
素組みで、パーツの切り出しに6時間(2度切りとヤスリがけ)、組み立てに2時間。合計8時間でした。
内訳が偏っているとおり、組み立てそのものは楽です。 パーツが1つ1つ大きく、外装を貼り付けていくような構成のため手が進みます。折れそうで怖かった箇所も、実際に壊した箇所もありませんでした。2021年のRGらしく、ディテールは抜け目なく細かく入っています。
エフェクトの組み立ては楽しいか?
正直に書くと、ここは苦行でした。エフェクトパーツは量が多く、似た形のものを延々と組み続けることになります。本体を組んでいるときの楽しさとは、作業の質が違います。
このキットで最も忍耐が要るのは、看板であるエフェクトの組み立てという、やや皮肉な構造です。組む時間の大半が切り出しに消えているのも、主にこれが理由です。
自立するのか?
しません。ジオングには脚が付いていないためです。作中の台詞のとおりで、スタンドが付属します。
エフェクトパーツは飾り続けられるのか?
飾り続けられます。1年ほど展開したまま置いていますが、重さで垂れたことも、外れたこともありません。関節の保持力についても、今のところヘタった箇所は出ていません。
エフェクトパーツは「付いてくるが結局使わない」ことも多い装備ですが、このキットでは常時展開のまま維持できています。
素組みで見られる出来か?
見られます。色分けが秀逸で、塗装をしなくても十分な見た目になります。
ギミックも一通り入っています。モノアイが可動し、頭部の脱出機構も再現され、有線式の腕部もしっかり展開します。
飾るとどれくらいの場所を取るのか?
エフェクトを展開すると、奥行きが25cmほど必要になります。 高さや幅ではなく奥行きが要るのが、このキットの厄介なところです。指ビームが前方へ長く伸びるためです。
高さ自体は控えめで、HG サイコ・ガンダムMk-IIやMGサイズのキットと比べればコンパクトに収まります。私はディスプレイ用の棚を設置しているため、問題なく飾れています。
注意したいのは、棚の奥行きが浅い場合です。エフェクトを畳んで飾ることになり、それはこのセットを買う理由を半分手放すことを意味します。
私はいくらで買ったのか?
私は14,500円で買いました。定価9,900円の約1.5倍で、これもプレミア価格です。
きっかけは、ヨドバシカメラ梅田の店頭で、エフェクトを噴射した状態のジオングが展示されているのを見たことでした。心を掴まれて、その場で買っています。再販が来ない以上、見つけた日が最安だという判断でした。
現在の駿河屋の23,000円は、私が払った額より8,500円高い水準です。 自分が買った値より高くなっている事実は、隠さずに書いておきます。そのうえで判定を「買い」にしているのは、後述する代替案がいずれも成立しにくいためです。
待つ、あるいは見送るという選択肢は?
買わない選択肢も並べておきます。
- 通常版のRGジオングを買う:エフェクトとジオラマが不要なら、これが最も合理的です。通常版は再販の機会があり、定価で買える可能性が高くあります。有線式の腕部を展開するだけでも十分に見応えがあります。
- 別売りのエフェクトパーツで代用する:ジェットエフェクト系の汎用パーツで似た表現を狙う手はあります。ただし、そうしたパーツ自体も現在は入手が難しい状態です。
- 再販を待つ:私は期待していません。前述のとおり推測ですが、再び生産される機会が想定しにくい商品です。待つ判断をするなら、その前提で待つことになります。
結局、誰が買うべきか?
エフェクトとジオラマ目当てなら買い、というのが私の判定です。
- 買うべき人:ファーストガンダム最後の敵であるジオングの、最大の暴れっぷりを飾りたい人。エフェクトを展開したまま置ける奥行き25cmの棚がある人。ラストシューティングの情景そのものに価値を感じる人。
- 通常版で足りる人:ジオングというキットの出来を楽しみたい人。エフェクトが無くても、有線腕部の展開だけで存在感は出ます。定価で買える可能性がある分、賢い選択になります。
- 見送るべき人:棚の奥行きが確保できない人。エフェクトを畳んで飾るのなら、価格差の大部分は無駄になります。
私の棚では、ガンダムの最終決戦仕様とこのジオングを対峙させています。見るたびに「めぐりあい」が脳内で再生されます。その一場面を自宅に常設できることに価値を感じるかどうかが、判断の分かれ目です。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 現在の相場 | 23,000円(2026/08/16時点・駿河屋・中古・店舗在庫) |
| 定価 | 9,900円(税込) |
| 倍率 | 約2.3倍 |
| 発売 | 2021年1月 |
| 組み立て時間 | 約8時間(素組み) |
| 展開時に必要な奥行き | 約25cm |
| 判定 | エフェクト目当てなら買い / 本体目当てなら通常版 |
▶ RG 1/144 ラストシューティング ジオングエフェクトセットの詳細スペックを見る
最終価格更新日: 2026/08/17