スミ入れだけで完成度が劇的に変わる!ガンダムマーカーとエナメル塗料の使い分けガイド
ガンプラを「素組み」から一歩進めたいと思ったとき、誰でも簡単に挑戦できて、最も見栄えが変わる魔法の手法が「スミ入れ」です。
スミ入れとは、パーツ表面の溝(モールド)や境界線に黒やグレーの線を書き込むことで、立体感と重厚感を引き立たせるテクニックのこと。
今回は初心者向けに「ガンダムマーカー」を使った方法と、少し本格的な「エナメル塗料」を使った2種類の方法を比較しながら解説します!
1. 最も手軽な「ガンダムマーカー スミ入れ用」
初心者から上級者まで、幅広く愛用されているのがペンタイプの「ガンダムマーカー」です。これには大きく分けて「極細筆ペンタイプ」と「流し込みスミ入れペン」の2種類があります。
おすすめは「流し込みスミ入れペン」
初心者に特におすすめなのが、ペン先を溝にチョンッと当てるだけで、インクがスーッと毛細管現象で溝に沿って流れていく流し込みタイプです。
- パーツの溝にペン先をチョンと当てる。インクがスッと流れます。
- インクが乾くまで数分待つ。(これが大事!)
- 溝から少しはみ出したインクを、消しゴム(または専用の消しペンを含ませた綿棒)で軽くこすって消す。
これだけで、驚くほど簡単に綺麗に仕上がります!
2. さらにハイクオリティを目指す「エナメル塗料」
マーカーでのスミ入れに慣れてくると、「もっと細い溝までしっかり線を入れたい」「自分好みの色味を作りたい」と思うかもしれません。そこでおすすめなのが、プラモデル専用のエナメル塗料を使ったスミ入れです。
エナメル塗料(タミヤカラーなど)は、専用のうすめ液(溶剤)でシャバシャバに薄めると、ガンダムマーカーよりもさらにサラサラと細かい溝まで流れ込んでくれます。
面倒な人は「スミ入れ塗料(ブラック)」がおすすめ!
「いちいち薄めるのは面倒…」という方に神アイテムがあります!最初からスミ入れに最適な濃度に薄められた瓶入りの「タミヤ スミ入れ塗料」シリーズです。 キャップに細い筆が直付けされているので、瓶を振って筆で溝を「ツン」とつつくだけ。
3. ガンダムマーカー vs エナメル塗料
| ガンダムマーカー(流し込み) | エナメル塗料(タミヤスミ入れ塗料など) | |
|---|---|---|
| 手軽さ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
| コスパ | ★★★★☆ | ★★★★★ (一度買えば何十個も作れる) |
| 流動性(溝への流れやすさ) | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
| 拭き取りやすさ | 消しゴムで簡単 | 専用の「エナメルうすめ液」と綿棒が必須 |
| 色数 | ブラック、グレー等数色 | ブラウンやダークグレーなど非常に豊富 |
【注意点:プラスチックの割れ(破損)】 どちらのスミ入れ手法を使う場合でも、パーツの「合わせ目」やテンションがかかった(力が加わった)部分に溶剤が流れ込むと、プラスチックが割れる「浸透割れ」が起きる危険があります。 (特にエナメル塗料は顕著です) 安全にスミ入れをするなら「パーツを切り離して組み立てる前(ランナーについた状態)」で行うのが一番確実です。
初心者向けの色の選び方:黒・グレー・ブラウン
スミ入れの色で迷ったら、基本はこの3パターンを覚えておきましょう。
- ブラック(黒): 主に青や深緑、濃いグレーなどの暗い色のパーツ用。
- グレー(灰色): ガンダムなど、白や薄い機体のパーツ用。黒だと線が目立ちすぎて「アニメっぽく」なるため、現実感(スケール感)を出すにはグレーが最適。
- ブラウン(茶色): 機体の黄色いパーツ用や、シャア専用ザクなどの赤いパーツ用。温かみのあるサビや油汚れのような雰囲気を出すのにも使われます。
まとめ:スミ入れは「立体感」を強調する必須テクニック
スミ入れは、お金も時間もかからず、素組みのガンプラをプロっぽく見せる最大の近道です。 「どうせ塗装なんてできないし…」ではなく、まずは流し込みマーカー1本と消しゴムを用意して、机に飾ってあるガンプラにスミ入れを試してみてください! 驚くほどの変化に、もっとガンプラが楽しくなるはずです!